長雨や日照不足の影響で野菜の価格が軒並み高騰しているのを受け、大手スーパーが相次いで野菜の特売を実施する。仕入れ価格に一定の利益を上乗せする通常価格より2?5割程度安くして割安感を出し、来店客数を底上げする狙いだ。
農林水産省が公表している東京・大田市場の青果価格は、7月下旬のジャガイモの卸売価格が1キロ当たり213円で、5月下旬から約4割上昇した。他の野菜もほぼ同様で、特に7月に入っての上昇が激しい。野菜などの生鮮類は景気動向に左右されにくいが、価格の動向に消費者は極めて敏感で、足元の価格上昇が長引けば「野菜離れ」を招きかねないとの不安が各社にはある。
卸売価格が高騰していても通常の5?6倍売れば、利益は確保できるといい、各社は特売日の目玉に据え、大幅な売り上げ増を期待している。
ダイエーは6日、毎週木曜の特売日に合わせ、全国の331カ所のグループ店舗でニンジン、キュウリ、タマネギ、ジャガイモの4品目の価格を引き下げた。関東地区では、通常の平均価格が1個48円のジャガイモを37円に、同68円のタマネギは37円に。「夏休みで家庭で食卓を囲む機会が増えるための企画」という。13、20両日も品目を替えて実施する予定で、通常の平日の4?5倍の販売量を見込んでいる。
イトーヨーカ堂も週末の7?9日、全国の165店舗でレタスやキャベツなどを平均2?5割値引きする。地域や店舗で異なるが、首都圏では、レタスを6日の平均価格158円から98円に4割値引きする。
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