空に飛ばした風船が縁で始まった、栃木県佐野市立吾妻小学校(三浦栄子校長、134人)の子供たちと、神奈川県横須賀市の花卉(かき)栽培農家の「花の交流」が09年で50年目を迎えた。21日、同小でこの農家を招いた歓迎集会があり、子供たちが感謝状や花束を贈り、末永い交流を誓い合った。
交流が始まったのは1960年10月。子供たちが交通安全などを願うメッセージを書いた手紙を付けて飛ばした風船約500個のうちの1個が約200キロ離れた横須賀市内の畑に落ちた。たまたま拾ったのが花卉農家の軽部千代さん。翌年から98年に85歳で亡くなるまで毎年スイセン、ポピーなど丹精込めて育てた花を全校児童に行き渡るよう贈り続けた。
集会には、千代さんの遺志を継いで花を贈り続けている長男道男さん(71)が出席。「母は『栃木の子供たちに贈るから早く大きくなれ』と話しかけながら花を育てていましたよ」と、千代さんの思い出を子供たちに語りかけた。
道男さんも、畑に咲いている花を見せたいと08年と09年1月に子供たちを自宅に招待。
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