アジや真鯛に混じって捕れてしまったマイナーな魚や、熟れすぎて出荷できなかったトマト。通常の流通には乗らず、“捨てられて”きた食材をあえて利用する飲食店が最近、増えてきた。スーパーの棚にはいつも同じ魚や野菜が並び、「自然の恵み」さえ思い通りになると錯覚しがちな現代人の食生活。しかし、こうした店の存在に、それは思い過ごしと気付かされる。(津川綾子)
≪コラーゲンも豊富≫
「魚は『畑の野菜』みたいに『いつでも』とはいかない。今日はありませんね」。今月、東京都港区にオープンした魚料理中心の和食店「味彩(あじさい)せいじ」の店主、平原成二さん(35)が客に、注文した魚の入荷がないことをこう伝えた。
客が注文したのはヒラメといった有名魚ではなく、「ガンギエイ」。ヒラメやカレイの刺し網漁で時々かかる魚種だが、市場にはほとんど流通しない。「味彩せいじ」に魚を卸す「ZEN風土」によると、多くは漁師が自家消費するか、海に捨てられることもある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091122-00000514-san-soci
