農産物加工会社「たけ乃子屋」(愛知県一宮市、破産手続き中)が中国産のタケノコ水煮などを国産と偽って販売していたとされる事件で、同社幹部が指示し、会社ぐるみで偽装を繰り返していた疑いが強まったとして、愛知県警は27日、同社の森嘉仁(よしひと)社長(52)ら3人を不正競争防止法違反(誤認惹起(じゃっき))の疑いで逮捕した。
捜査関係者や農林水産省によると、同社は2007年7月?昨年10月の間、熊本市の缶詰製造会社「熊本罐詰(かんづめ)」と新潟、福岡両県、京都府の取引先3社に対し、中国産やタイ産のタケノコを、「熊本県産」などと表示したパックに詰めるように指示。それをいったん買い戻して出荷し、不正に利益を得ていた疑いが持たれている。この期間の出荷量は約1150トンに上るという。
たけ乃子屋が産地偽装を始めたのは03年頃で、森社長は取材に対し、「国産に偽装すると、(卸値で)2?1・5倍で高く売ることができた」と説明し、同年から昨年末までの間、計約128万パックを首都圏や東海地方などのスーパーに販売していたという。
捜査関係者によると、一部パックには熊本罐詰従業員の写真を、「竹林農家の皆さん」と偽って張り付けていたほか、フキやレンコン、ゼンマイの水煮も同様に産地偽装していたという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091127-00000198-yom-soci
