都市の緑化や子供が外で遊べる環境づくりのため、東京都は平成17年度から公立の小中学校の校庭芝生化に補助金を出し、28年度までに芝生化率100%を目指している。しかし、4月現在で校庭が芝生化されたのはわずか155校で、全公立小中学校(約1900校)の8%に過ぎない。なぜ校庭芝生化は進まない?。(立田健)
◇
校庭には青々とした芝生が広がり、裸足で駆け回る子供の歓声が響き渡る。時折、タイマー設定で自動散水する4機のスプリンクラーが回る。
これは、19年に校庭を全面芝生化した大田区立新宿小学校の風景だ。
田村浩一校長は「室内より外で遊ぶ子供が増えた。砂ぼこりがたたなくなり、地域住民からの苦情が減った」と効果を強調する。
新宿小では、芝生の専門的な維持管理は業者に委託。一方、芝刈りは毎週土曜日の早朝、教員や保護者、町内会や校庭を利用するサークルなどが持ち回りで担当している。
芝の管理を手伝う本町1丁目町会の宮武幸雄町会長は「自分の通った学校なので芝刈りの手間は全く苦にならない。芝生の校庭は自慢」と笑顔をのぞかせた。
しかし、新宿小のように芝生化を成功させた学校は多くない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100505-00000039-san-soci
