北海道旭川市の旭山動物園内で、地元高校生が動物の堆肥(たいひ)を使って農作物を栽培し、園内の動物などに食べてもらう循環型農業を始めた。市と北海道コカ・コーラボトリング(本社・札幌市)による環境教育プログラムで、来園者に食と環境問題の大切さを訴える。
プログラムの名称は「つながる輪『いのち』」。園内の「やすらぎの森」横に約40平方メートルの農園を開設し、旭川実業高の「旭山サークル」の生徒が、ジャガイモやスイートコーン、イチゴなど10種類程度の作物の有機栽培に取り組む。
堆肥は園内で飼育する動物の排せつ物を利用。作った野菜を高校生自身や園内の動物が食べ、生態系の循環を体験し発信する機会としたい考えだ。北海道コカ・コーラは市内に設置する自販機の売上金の一部などを事業費に充てる。
このほど園内で行われた農園開きでは、生徒らがそろいのTシャツ姿で農作業に汗を流した。3年の鎌田敏江さんは「みんなで楽しく育てていきたい」と笑顔をみせた。旭山動物園の坂東元(げん)園長は「農薬を使わないと作物はどうなるかなど、栽培を通して生物の循環を肌で感じ、自然や命の大切さを発信してほしい」と話していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100530-00000017-maip-soci
