栽培面積減少のミカン
■有志募り、荒れた畑を再生
日本の果物の代表ともいえるミカンだが、農家の後継者難などで、栽培面積や出荷量は減少しつつある。こうした中、神奈川県小田原市ではNPO法人(特定非営利活動法人)が参加者を募り、温州ミカンや甘夏の畑の手入れ、収穫に取り組んでいる。農家も「荒れ放題になってからでは遅い」と望みをつなぐ。(草下健夫)
◆幅広い世代が歓声
眼下をJR東海道線が走り、相模湾を望む緑豊かな傾斜地。晴れ渡った5月の週末、一面たわわに実った甘夏を相手に「そこの大きいの、取れる?」「無理しないでね」と歓声が行き交った。NPO法人「BeGood Cafe」(東京都世田谷区)が、月1回ほど参加者を募って開くワークショップで、30代前後の男女を中心に、子連れもいて幅広い世代にわたる。
2回目の参加という会社員、田中真紀子さん(36)は「買い物で、値段の安さでしか農産物をとらえなかったことを反省する。この作業に自分ならいくら払うかと考え、適正価格というものがあると思い至っている」と感慨深げな様子。「若い人がこのように楽しめる形で、農林漁業に接するきっかけがあってほしい」とも。
◆成果上げ地域も認知
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100601-00000023-san-soci
