「香りマツタケ、味シメジ」と言われ、おいしさが知られるホンシメジが、スウェーデン北部の森林に自然に生えていることが分かった。岩出菌学研究所(津市)の主任研究員原田栄津子さん(36)が2008年8月に発見、同国のイエーテボリ大学院生ヘンリク・スンドベリさん(42)らがDNAを解析して日本のホンシメジと同じ種と確認した。
スウェーデンではマツタケも自生しており、同国の研究者らが1998年に日本の種と同一と確認。数年前から同国やフィンランド産のマツタケが本格的に輸入されている。マツタケやホンシメジはユーラシア大陸に広く分布するとみられ、さまざまなキノコのDNA解析が進めば、意外と広域に分布する種が次々に見つかる可能性がある。
マツタケは人工栽培ができず、比較的長く保存できるため輸出入が成り立つが、ホンシメジは人工栽培物が出回り、傷みも早い。ただ、天然物の方が美味とされ人気があるほか、スウェーデンではマツタケやホンシメジは食用にされず安いため、原田さんやスンドベリさんは「日本からのキノコ狩りツアーが有望ではないか」と話している。
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