植物の根の成長を制御するホルモンを、名古屋大の松林嘉克准教授(39)らの研究チームが発見した。今後研究が進めば、用途に応じて根の成長を調整し、効率的に農作物をつくれるようになる可能性があるという。27日付の米科学誌サイエンスに発表した。
根は先端の幹細胞がもとになる細胞を供給し続けて成長するが、幹細胞の働きを制御するホルモンの存在はこれまで知られていなかった。
研究チームは、シロイヌナズナ(アブラナ科)の遺伝子を解析し、根の先端部だけでつくられるホルモンを発見。このホルモンは、幹細胞状態の維持に必要な遺伝子の発現を調整することで、根の成長を制御していた。
松林准教授は「二酸化炭素の吸収や食料生産を担う植物を支える根の成長するしくみを理解する上で、画期的な発見となった」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100827-00000011-jij-soci
