すき焼き、水炊き、ちゃんこ鍋…。冷え込む冬の夜、立ち上る湯気の向こうでグツグツと音を立てる鍋を囲むのは至福のとき。そんな鍋料理に欠かせない“脇役”がシュンギク(春菊)だろう。栽培面積や基準収穫量などからはじきだされた産出額のナンバーワンは千葉県。2位以下を引き離し、トップを“独走”している。
県農林水産部生産販売振興課によると、千葉県の平成18年産出額は22億円。収穫量5470トンのうち、農家の自家消費などを差し引いた出荷量は4770トンとなり、2位の大阪(13億円)以下に大きく水をあけている。10年以降でみても、産出額2位と3位は大阪、群馬、茨城で入れ替わりがあるものの、千葉の1位は不動だ。
一方、首都圏では埼玉が5億円で10位に入る程度で、東京、神奈川などはランク外だ。
千葉県がまとめた「県野菜園芸発達史」によると、シュンギクは中国から江戸時代に日本に伝わったとされ、当初はなじみも薄かった。明治、大正時代の栽培の歴史は明らかになっておらず、昭和10年ごろから市川市や千葉市などで栽培され、ウリ類や山東菜、ダイコンなどと輪作されていたという。
昭和30年代以降は農業用ビニールで覆う保温栽培方法が導入されて冬季出荷が可能となり、冬の緑色野菜として県内各地で栽培されるようになった。さらに40年代から、館山市や旭市(旧干潟町)、野田市などで栽培が盛んになり、現在は旭市と野田市が県内の2大産地になっている。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081211-00000079-san-soci
