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ダイコン照らす月明かり、JA宮崎では出荷量増加

竹と丸太の大きなやぐらが夜の闇に浮かび上がっている。漬物用干しダイコンの生産量日本一の宮崎市田野町。びっしりとつるされたダイコンが月光の下で静かに時を過ごしていた。

「朝から晩までせんと間に合わんちゃわ」。曽地久義さん(63)と妻の貞子さん(60)の作業は午前7時ごろから午後8時ごろまで続く。畑からダイコンを引き抜いて水洗いし、やぐらにかけやすいようにひもで2本を縛る。久義さんが棒の先端に引っかけ、やぐらの上の貞子さんに渡していく。

やぐらの大きさは、最大で高さ約6メートル、全長100メートル。「昔はもっといっぱい並んでいたけど今は数えるほど」と、約40年続ける久義さんが寂しそうに話した。同市田野総合支所によると、1987年には780ヘクタールあったダイコン畑は2005年には435ヘクタールまで減った。高齢化、後継者不足に加え、中国産漬物の台頭もある。

ところが中国製冷凍ギョーザの中毒事件や食品偽装が続くようになってから干しダイコンを扱うJA宮崎中央食品加工場の出荷量は増えている。安全・安心を求める消費者が再び素朴な味に戻り始めているようだ。

非正社員の首切り、内定取り消しと不況風が吹き荒れる年の瀬。久義さんは言った。「農業に転職する若い力がほしい。そのためには知識も投資もいる。今こそ国や自治体の出番ですよ」(貞末ヒトミ)

引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081220-00000066-yom-soci


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