農林水産省は、カツオ節製造・販売トップのヤマキ(愛媛県伊予市)と、同2位のマルトモ(同)が、商品の産地を偽装するなどしたとして、23日にもJAS(日本農林規格)法違反で改善指示を出す方針を固めた。ヤマキは輸入品のカツオ節に規格を満たさない加工をし、マルトモは静岡県・焼津産を「枕崎産」(鹿児島県)とうたっていたという。
農水省によると、ヤマキは、カビ付け作業を繰り返すことで風味を良くした「枯れ節」とうたった商品が、カツオ節のJAS規格に定められた製法で作られていなかった。規格では2度以上のカビ付け作業をすることが枯れ節の条件。通常は約1カ月かかるが、ヤマキは海外から輸入したカツオ節を、条件を満たさない短期の加工にもかかわらず「枯れ節」と不正に表示し販売していた。
ヤマキは既に該当商品の出荷を停止、店頭から回収したといい、「意図的にしたことではない。業界全体にも迷惑をかけてしまった」としている。
マルトモは08年10月ごろ、大手スーパーや自社の独自商品(PB)として製造した「工場直送 勝男武士」「チャレンジ枕崎産かつおパック」など6商品4万4000袋について、焼津産のカツオ節24トンが原料にもかかわらず「枕崎産」と偽装して商品化。農水省は仕入れ担当者らから事情を聴き、偽装は過失ではないと判断した。
マルトモによると、問題のあったカツオ節の仕入れ先は焼津市内の業者。「枕崎産という伝票を信用した」と説明しているが、この業者は焼津産のカツオ節の製造だけをしており、マルトモは産地証明をとっていなかった。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090122-00000051-mai-soci
